CIVICS市民立法1『市民立憲への憲法思考―改憲・護憲の壁をこえて』 | |
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著 松下圭一(法政大学名誉教授) 定価 840円(本体800円+税)A5変型判 72ページ ISBN 4-902651-00-9 C3030 2004年4月24日 |
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改憲か?護憲か?「整憲」か?!
憲法とは、その解釈・運用に市民的合意を要請しつつ修正・追加・整備されうる、可変の市民準則である――。
戦後六〇年、政治家による「改憲」「護憲」の二者択一論から思考停止に陥ったままの憲法論議を、〈市民自治〉〈市民政治〉を起点に再編すべしと説く、松下理論の集大成!
目次
第1章 憲法のとらえ方、考え方
- 《国家統治》型憲法理論の問題性
- 「体制化」される戦前型憲法イメージ
- 市民活動が変えていく憲法論点
- 「国家緊急権」という幻想
- 市民主導による憲法理論の再編へ
第2章 日本国憲法と都市型社会
- 都市型社会への移行と『日本国憲法』
- 憲法論議の系譜と〈保守・革新〉
- 「新憲法感覚」の定着と戦後政治
第3章 修憲・加憲・整憲の発想
- 憲法思考の今日的転換
- 新たな選択肢―修憲・加憲・整憲
- 問われる「市民法務」の熟成
- 政治の可変性と憲法運用改革
- 絶対・無謬という「国家」観念からの脱却
第4章 基本法理論の再構築を
- 「政府構成法」としての憲法
- 政府法の《三分化》と〈三層化〉
- 基本法問題の今日的論点
- 市民型政治思考からの論憲を
資料
日本国憲法
著者
松下圭一(法政大学名誉教授)
法政大学名誉教授
1929年、福井県生まれ
元日本政治学会理事長
元日本公共政策学会会長
著書
- 『シビル・ミニマムの思想』(東大出版会、一九七一年、毎日出版文化賞受賞)
- 『市民参加』(東洋経済新報社、一九七三年、吉野作造賞受賞)
- 『市民自治の憲法理論』(岩波書店、一九七五年)
- 『政策型思考と政治』(東大出版会、一九九一年、NIRA東畑精一賞受賞)
- 『日本の自治・分権』(岩波新書、一九九六年)
- 『政治・行政の考え方』(同、一九九八年)
- 『自治体は変わるか』(同、一九九九年)
- 『都市型社会と防衛論争』(公人の友社、二〇〇二年)
- 『戦後政党の発想と文脈』(東京大学出版会、二〇〇四年)ほか多数。
書評より
・日本インターネット新聞“JANJAN”
松下圭一『市民立憲への憲法思考 改憲・護憲の壁をこえて』を読む
http://www.janjan.jp/book_review/0405/0405244661/1.php
・ViVa!ボランティアネット ブックレビュー http://www.viva.ne.jp/library/book/archives/general/index.html
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