=絶版=CIVICS市民政治3『変えなきゃ!議会―「討論の広場」へのアプローチ』 | |
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編 自治体議会改革フォーラム |
民主主義の基盤としての議会の復活をめざして
市民も変わり、社会も変わる。
だが自治体議会は旧態依然、古い慣習としきたりに寄りかかり、議員同士の自由な討議すら、ままならないのが現状だ。
二元代表制とは名ばかりの、執行機関優位のシステムを絶ち、開かれた「討論の広場」へと生まれ変わるための、新たな議会スタイルを提起する。
目次
はじめに
第1章 民主主義の舞台としての議会―合議制の代表機関にしかできないこと 廣瀬克哉(法政大学法学部教授)
- 議会の危機は自治の危機/なぜ討論の過程が重要なのか/討論する議会/議会によるアウトリーチの必要性/
参加の場としての議会/チェック機関としての再生/議会の意思だけで着手できること
第2章 なぜ変わらない? 自治体議会―データで見る議会制度の現状
- 議員の数/議員の年齢・職業・所属政党/議員活動と平均開催日数/議員報酬/一問一答制の導入状況/
議案と議決態様/議会の公開状況/議会への市民参加/執行側優位の体制・制度/議会事務局
第3章 いま問われる分権時代の議会の役割
- ・栗山町議会における議会基本条例の制定
- 橋場利勝(北海道栗山町議会議長)
- ・自治体議会制度の可能性を探る
- 今村都南雄(中央大学法学部教授)
- ・自治法改正の評価と今後の議会改革
- 大森彌(東京大学名誉教授)
資料 変えなきゃ!議会2007 共通改革目標10項目についての提起
編著者
地方分権や条例づくりに取り組んできた市民や研究者らの呼びかけで発足。自治体議会を、市民、議員、長等の自由な討論による「民主主義の広場」へと改革するため、「変えなきゃ!議会2007 共通改革目標10項目」を提案している。
廣瀬克哉(ひろせ・かつや)
1958年生まれ。法政大学法学部教授。自治体議会改革フォーラム呼びかけ人代表。自治体学会運営委員。専攻は行政学、自治体学。著書に『岩波講座 自治体の構想1 課題』(共著、岩波書店、2002年)、『自治体改革10 情報改革』(編著、ぎょうせい、2005年)など多数。
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