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須田春海採録1 東京都政
須田採録1 東京都政

著 須田春海(市民運動全国センター代表世話人)
定価 2,100円(本体2,000円+税)A5変形判 448ページ
2010年9月1日発行

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東京都政調査会在籍当時の論文を中心に収録

都政が政治的に地盤沈下を起こし、官僚主義に回帰しはじめた最大の要因は、都庁が市民機構とはなっていないところに根本的原因がある。市民機構になっていないということは、とりもなおさず官僚の自己目的機構になっているということであり、都民のコントロールが届かない、ということを意味している。… こういう八方塞がりの状況のなかで変革の芽はどこから生まれるであろうか。私は都庁官僚が官僚主義に回帰していったと同様に、市民は市民主義──ラディカル・デモクラシーに回帰していくべきだと考える。市民の基本権はあくまで市民に帰属しており、現象的にその一部が議員や自治体や国が代行しているとしても、それは過渡的状況だと見なしてしまおう。市民のものは、市民へ! である。そのためには、私たち一人ひとりがラディカル・デモクラットになる必要があるが、それとともに、私たちの確かな地域から、私たちの権力と呼びうるものをともに創造し、連帯していこうと思う。そこからしか自治体は蘇生できないはずだし、そのプロセスが抜けている限り、住民の信託による市民機構などというものはつくりえないのだ。

(本巻収録「腐食する民主主義」より)

目次

第1章 東京都政と市民運動

第2章 東京都政と自治

第三章 東京問題

第四章 寄稿編

参考資料

著者

須田春海

須田春海(市民運動全国センター世話人)

1942年生まれ、 都立大学中退。
東京都政調査会勤務を経て、市民運動全国センター世話人
(1980年〜現在)。

環境省・全国温暖化防止活動推進センター長、法政大学大学院客員教授、太陽光発電所ネットワーク代表などを歴任。

現在、市民立法機構共同事務局長/ 環境自治体会議事務局長/
気候ネットワーク副理事長などを兼務。

編著

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