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須田春海採録3 環境自治体
須田春海採録3 環境自治体

著 須田春海(市民運動全国センター代表世話人)
定価 2,100円(本体2,000円+税)A5変形判 400ページ
2010年12月14日発行

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書き綴られたアースデイニュース巻頭言等、主要な論考を収録

日本の地域社会は、21世紀に入ってから大きく変わりつつある。一つは、市町村合併で伝統的地域社会が様変わりしつつあること。もう一つは急ピッチの高齢化で、それまでの居住地で生活を続けることが困難な層が各所の生まれていること。そしてなにより、伝統的地域公共事業が大幅に縮小され、雇用の場も失われつつある。市場原理偏重の政治経済政策は、東京一人勝ちの地域構造が生み、地域の経済力を極端に衰弱させた。…では、日本の地域社会はもう立ち直れないのか。そうではあるまい。環境自治体会議をつくるときにお世話になった丸谷金保(元北海道池田町長)は…口癖のように強調する。「大地があり、人がいれば、必ず新しい生活が開ける」と。…農本主義に学んで、何ものにも左右されない現代的地域社会づくりへ挑戦してみる時期が到来している、と考えるべきであろう。環境問題もこの哲学の中でしか解決できないであろう。…自給主義はなにも古典的アウタルキーに回帰するものではない。どのように形づくるか難しいが、世界的・地域的相互依存を所与のものとした上で、なお地域が自律する姿が望ましい。このような地域像を追い求め、かつ実践したいものである。

(本巻収録「市民活動と市民参加」より)

目次

第1章 環境問題をめぐる論考

第2章 アースデイ

第3章 環境自治体と市民運動

第4章 寄稿編

著者

須田春海

須田春海(市民運動全国センター世話人)

1942年生まれ、 都立大学中退。
東京都政調査会勤務を経て、市民運動全国センター世話人
(1980年〜現在)。

環境省・全国温暖化防止活動推進センター長、法政大学大学院客員教授、太陽光発電所ネットワーク代表などを歴任。

現在、市民立法機構共同事務局長/ 環境自治体会議事務局長/
気候ネットワーク副理事長などを兼務。

編著

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